【作務(さむ)】
禅者にとっての日々の労働は、単なる生活のためだけではなく、掃除、炊事、洗濯など、朝起きてから寝るまでのすべての労働を、己の心身と向き合う「大切な修行」と捉えるそうです。それが作務なのだそうです。
ミニマリストに興味を持ち、少ないもので暮らす生活を目指す様になってから、興味は年齢を経ると共に終活へ、そして最近ではミニマリズムと共通するものがある禅の教えにも惹かれるように。
共通しつつも、禅は人間の在り方がまず根本にあって、そうなるためにはどうしたらいいのかということから生活を整える、物を減らす、という事で…興味が段々と外側から、心の内側の方へと向かってきているのだと思います。
そんなことで最近取り組んでいるのが「作務」です。
今までは、
素敵なお庭は憧れるけれど草取りは大嫌い、時間もとられるしお金もかかる、私には無用な贅沢だ、庭のない集合住宅に住みたい、と思ってきました。
でも最近、あるお寺の境内に行く機会がありました。そこは華やかさはないけれど簡素に整えられていて、その中にいるだけで気持ちがよくて、気分も静かに落ち着くのでした。そして、このような気持ちの良い場所を、自分のうちでも作れたらどんなに素敵だろう…！と思ったのでした。
今までは家の中のことだけを考えてきたのですが、そんなことがあり、家周りも整えていくことにしました。
草取りではなく作務をする、と思うと気持ちが引き締まります。今日はあの、気持ちの良い境内を思いながら草を取りました。
ビフォー
左側は昨日やったところ。ビフォービフォーの写真を撮り忘れてしまった(´；ω；`)
アフター
細かい草がなくなったの、わかりますでしょうか。
これは「ふき」です。少ないながらも収穫があり、母がふきのとうでふきみそ、茎と葉を煮て煮物を作ってくれます。
朝にセロトニンを浴びたいと思っていたこと、ストレッチや筋トレだけではなく(それもちょっとしかやっていないけど(･･;))自然の中で体を動かすこともしたかったこともあり、そんな面でも良い事だと思いました。
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