もう何年越しだろうか。
やっと、着物を売りました。
着物は確かに綺麗で素敵だけれど…
最後に着物を着たのは…20年くらい前かな?
もう絶対!絶対着ない。
大変すぎるもの…💧
バイセルに電話
頼んだのはバイセル。
電話をしたら次の日に来てくれました。
スーツを着た、2人の男性スタッフさんが来訪。
2人と聞いて少し警戒する私。
母が一人と話している間、もう一人の動きをチェック。
このご時世、人を家に入れるのはちょっと怖い…。
でも丁寧でちゃんとした感じの対応でした。
査定額はやはり…💧
デパートで買ってもらった、なかなかにお高い着物だったのですが、
すべて1着1,000円、唯一訪問着の1着が2,000円でした。
状態もなかなかきれいでしたが…
聞くと相場は基本、これくらいだそうです。
高くつくのは大島、とか国宝級の名のある方の名前が付いたものだとか。
やはりブランド強し、ですね。
ちなみに喪服の着物は買い取りしてくれませんでした。
縁起物なので、という説明でした。
タブレットにチェックをし、取引を終えた後、バイセルの方が本部へ電話、
母が代わり応答、無理な取引でないか確認されました。
その後お二人が帰られた後、家にバイセル本部から電話があり、今日の訪問についての感想を質問されました。なかなか気を使っていますね。
着物のあった場所
この家に来て10年。
その間、この靴箱の奥に眠っていた着物たち。
でも、あんまりいい置き場所ではないよね。
湿気がありそうだもの。
この靴箱の、右奥の、階段下の収納です。
桐の箱に入っていました。今回売るために、中から取り出しました。
きっかけはスタッドレスタイヤを買った事。
タイヤの置き場所を作るために、着物を出しました。
無事、収まった、の図。
母の嘆きと私の喜び
物が捨てられない世代の母の嘆きといったら…!
何度も繰り返されるその嘆きに、お母さん、時代なんだよ、時代が変わったんだよ…
とこちらもその度に同じフレーズを繰り返し続けました。
花嫁道具に着物を持たすという、まだそんなはざまの時代に私は結婚したので、3着ももたせた母の嘆きも大きいでしょう。
ただ、
高額な買い物、しまっておくのための桐の箱、数年に一度しか着ない、着る度にヘアセットと着付けにお金がかかる、脱いだ後もクリーニングが必要…
よっぽど好きでないと…💧
あとは…私にとっては、この着物の存在というものが、家と家の結婚だった時代の象徴にも思えてしまっていた、という事もあり、
母の嘆きに反し、長年抱えていた重い荷物がなくなりすっきり!!
本当に嬉しい限りの私なのでした。
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