ミニマリストの森

ミニマリスト志望→終活へ…50代(ほぼ)おひとりさまのブログ

弱者になってわかること

転んで怪我をして思いの外大変な思いをしました。

  ⚫︎ ちょっとの不注意で怪我をしてしまいました(TT)片付けができません

⚫︎破傷風の注射をしてきました(@_@)

 

目次

脚の様子その後

脚の様子ですが、すごく良くなりました。

 

昨日は痛くて痛くて杖を使っても大変で車椅子が欲しかったくらいだったのですが、今朝、いえもう昨夜から、まだ少し引きずる形ですが、もう杖なしで歩けていました。

 

何がこんなに効いたのだろう?

 

抗生物質?破傷風の注射?痛み止め?脚の挙上?冷却?安静?

 

とにかく、感動です。医療って素晴らしい。

 

トイレ一つ躊躇してしまう、痛みの辛さ。

歩けないことの不便。

 

そして治った今、痛みのない生活の素晴らしさ。

歩けることの喜び。

 

 

自分がなって初めてわかる病人の気持ち

母が少し前に脚の手術をして少しだけお世話したのですが、その時のことを思い出しました。

 

頭では大変だと想像するものの、やはり実際なってみないとわからないものです。

 

何かが欲しい時、自分で歩いてはいけるけれど痛い、取ってきてもらえるとすごくありがたいけど遠慮して言えない、とか。

 

寝返りが出来ないと腰が痛くなってしまうけれど、動くと痛いので寝返りさえあまり出来ない、手伝ってもらえたらすごく助かる、とか。

 

挙上するための足下のタオルの位置がちょっとずれていて微妙な調整をしたい。でも痛くて動けない。こういうちょっとした調整をやってもらえたらすごくありがたい、でもこんな細かいことにいちいち人をわずらわせるなんてできない、とか。

 

健康になるとこういうこと、すぐに忘れてしまう。

 

忘備録の意味も込めてここに記しておこうと思いました。

 

次、また母の介護をするようになった時、この記事を読み返したいと思います。

 

 

弱者に対する時現れる人間性

また、病院に行って、色々なことを感じました。

 

私は杖をついて辛そうにゆっくりと歩いていました。

 

受付で名前を呼ばれて、ちょっとの距離なのですがそこにたどり着くまで、痛くて歩くのに必死でとても大変でした。

 

病院はとても混んでいて忙しそうでした。

 

なので私がゆっくり歩くのは、受付の人はもどかしかったと思います。

 

それでも「大変ですね」という顔をして待っていてくれて「大変なのに(歩かせて)すみません」などと言ってくれる人がいて、こちらが恐縮してしまいました。

 

かと思えば、私の様子をチラリと見てたどり着くのが遅いのがわかると、何か別のことをしに行って(ほんの10秒ほどの間ですが)私が着く頃にやってきてぞんざいな態度で接してくる人もいました。

 

(前者が多数、後者が少数だったのは幸いなことでしたが。)

 

 多分後者の人は、自分がいいと思っている人や自分より上だと思う人にはそのような態度はしないでしょう。

 

私は、自分が強い立場でいられる時よりも弱者になった時にこそ、対する人間の中の大事な一面、優しさだけではない、(おおげさにいえば尊厳・気高さといった)人間の大事な本質に触れることが出来るような気がします。

 

強者の前では緊張したり自分をよく見せようとするけれど、弱者や自分が下に見ている人の前ではその必要がないので本来の自分が出てくるのかもしれないですね。

 

 

この国も捨てたもんじゃない

と、今回感じました。

 

私は普段は日本に対していいイメージがなくて、違う国に産まれたかったな、と思っているのですが、昨日会った人は前述のぞんざいな人以外は皆親切でいい人ばかりでした。

 

医師も珍しくいい感じの人で、診察室に入った人皆に「大変お待たせしてすみません」と声をかけていました。

 

そんな声掛けをしてくれる医者にはなかなかお目にかかれません。その言葉だけで、待った3時間分のイライラや疲れが癒される思いがしました。

 

弱い立場であるからこそ人々の親切な思いというものが身にしみてわかる、そして日本もなかなか捨てたもんじゃないな、

 

素直にそう思えた、そんな今回の出来事でした。

 

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