つくづく私は、幼稚で愚かだと思う。
意見を言いあう事は良いことだ、などと言いながら、反対意見を言われるとカッとする。自分を否定されているような非常に不愉快な気持ちになる。
すると、普段はそんな事はとっくの昔にどこかに置いてきていますよ、と思い込んでいた、未熟な色々な思いが、だだ漏れに漏れてくる。
こんなにもみんなのためにやっているのに。
自分は皆の犠牲になっているのに。
あーもうやめてやる!
馬鹿らしくてやってらんない。
カッとした頭の中で、粗暴ななやりとりがなされ、恐ろしいことにそれらは、竜巻の様にぐるぐると回り、どんどん大きな渦へと増幅されていく。
家に戻り母に愚痴っていると、きょとんとした様子で、でも私が頭に来ているので一応最後まで聞いてくれた上で少し困った様に「でも何も関係ないというような態度よりは良いと思うけど…」とポツリ。
その母の言葉や態度で、私の中の竜巻がしゅるしゅると萎んでゆく。
何も言わない人より言う人の方が良い…?
そして一晩寝て起きた時は、もう気持ちが変わっているのだ。
自分は少し尊大になっていた様だ。こちらからの一方的な見方になっていた。色々な立場からの、方向からの見方を…と気をつけているつもりだったのに。
確かに、きちんとした説明もせず乱暴だった。
次の日、改めて説明をしたら、ちゃんと理解してくれた。
そしてもうひとつ…
何人かに意見を言われただけで孤独だと勘違いしてしまい、そう思った途端、すごい不安の暗闇に落ちてしまう。
それが明らかな悪意ある誹謗中だったら…それはそれは恐ろしい。
兵庫県の斉藤知事はなんとも強かったなぁ、と思う。
近しい人から、しかも世論を巻き込んで攻撃されるというのは、なんと恐ろしいことか。
また、何かのきっかけで、その攻撃先はくるくると変わる。その恐ろしさを今回目の当たりにした。
どうか逆側への攻撃がこれ以上強くなりませんように…!